設計>重要な温熱環境【茨城・注文住宅】

query_builder 2021/01/20
設計
重要な温熱環境

できるだけ少ないエネルギーで温熱環境を整え、気持ちのいい住まいを実現させるためにはどうすればいいでしょうか。冬と夏に分けて考えてみる。


冬暖かく過ごすためには──。なにより室内の暖かさを外に逃がさないこと。つまり基準で定められた断熱性を満たしておくべきでしょう。ただ、断熱のことだけで「冬暖かい住まい」を考えるのは片手落ち。せっかく太陽という自然エネルギーが降り注いでいるのですから、これを利用しない手はありません。とくに日射量が多く、温暖な地域ではそれがとても有効です。


もう一つ、断熱で考慮しなければならないのが開口部。すなわち窓です。平均的な住宅では、開口部の断熱性能は外壁の10分の1程度。つまり、外壁に比べ10倍もの熱が開口部から逃げてしまっているのです。開口部の断熱性能が低いと、冬場は室内の暖かい空気が大量に外に逃げてしまいます。樹脂サッシを使いLow-Eトリプルガラスを採用するなどして、開口部の断熱性能を高める工夫も必要となります。


次に、夏涼しく過ごすための環境を考えてみましょう。夏の暑さをしのぐためには、何といっても日射遮蔽と通風が大切です。建築地の日射量や日射の向きを把握し、軒を深く出したり、すだれを利用するほか、建具の工夫で室内への日射の侵入を調整します。また外構や庭の植栽も太陽の光や熱を遮蔽する効果があります。コンクリートを敷き詰めた庭は、太陽の照り返しがきつくなりますが、芝を植えるとその照り返しが和らぎます。また広葉樹を植えれば、夏場は茂った葉が日射をさえぎってくれ、冬には落葉して陽射しを室内に取り込めるという具合。


夏を涼しく過ごすには通風も考慮しなければいけません。窓の配置や間仕切り壁の位置などを、室内の風の流れを考えて設計していきます。風を上手に取り入れるためには、入口だけでなく出口も必要になります。それも対角線上に窓を設ければ、風の流れで空気のよどみをつくらないようにできます。


こうして述べてみると分かるように、温熱環境の設計には、そこにかかわる非常にさまざまな要素のすべてをとらえ、地域に合わせた繊細な配慮が必要です。何か一つのことだけを強化したとしても、1年を通じて心地よい住まいにはならないということを決して忘れてはならない。

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