設計>交流できる場所【茨城・注文住宅】
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2021/01/22
設計
防犯が叫ばれる今日、昔のように玄関にカギを掛けない生活は考えられません。誰彼かまわず入りしやすい玄関というのも考えものです。しかし、人が立ち寄りやすい玄関というのは、その家に活気がある証拠です。それは地域に活気があるということでもあります。訪れる側・迎える側、あいさつなど声の掛け合いだけでも、気兼ねない関係でいられる場所であるべきです。そういった玄関では、上がり込まずに少し落ち着いて話ができる。
段差は大きいが、上がり框を利用して座れる。玄関だけで独立したお茶などをサービスしても、奥まで覗かれない奥行きよりも幅をもたせている。上がり框の段差を少しでも軽くするための段を設けても、また荷物を置いても、スペースがなくならず便利。など、プライバシーをやんわり守りながらも近所の人と交流できることがポイントです。
玄関だけでなく、手前のポーチにイスやベンチを置いて利用するのもいいでしょう。最近は、玄関をつくらずに庭のデッキから土間を通して中に入るような家も見かけます。重厚な玄関も魅力的ですが、オープンな玄関は庭の一部でもあり、室内とのつながりもできます。プライバシーを守りながら縁側感覚で接客するのもよいものです。