設計>計画換気の現実【茨城・注文住宅】

query_builder 2021/12/09
設計
計画換気の現実

これから始まる新居での生活では、必要な家具や数えきれないほどの生活用品に有害化学物質が含まれています。これらの家具類・生活雑貨には、住宅建材や設備のように化学物質に対しての国の規制はほとんどありません。そこで「計画換気」が必要になるのです。計画換気の果たす役割は、有害物質だけでなく汚れた空気や湿度の排出など、健康な生活には欠かせないものなのです。しかし、その大切な計画換気のスイッチが切られている。なぜスイッチが切られてしまうのか不思議ですね。新居における実際の生活をイメージしてみてください。あなたや家族に花粉症で悩んでいる人はいませんか──。春はスギ花粉のシーズン。花粉症の人にとってはせめて家の中だけでもマスクははずしていたい、夜は安眠したいと願います。しかし、2時間に1回の割合で家中の空気を入れ替える換気は、そのまま外気と一緒にいやな花粉を運び入れてしまいます。そうなったら、あなたはどんなことをするでしょうか。花粉が入らないように計画換気のスイッチを切るのではありませんか。夏はどうでしょうか。エアコンで涼しく気持ちのよい室内に、計画換気によって外気温30度/湿度80%近くの暑くて湿った空気が運び込まれるとしたら、快適な住まいも台無しです。秋に発症する花粉症の人も多いようです。花粉は絶対に室内に入れたくありませんね。冬、暖房でせっかく暖めた室内に、冷たく乾燥した外気を入れますか?あなたの頭の中でのシュミレーションと同じく、暑い・寒いといって、計画換気を停止させる。これが実に多くの家庭で行われています。だから計画換気は付いているけど1年中止まっている。これが現実です。こんな話はどこの住宅会社も話してくれません。なぜ話さないのでしょうか──。おそらく、家を造る・換気設備を取付ける・完成した建物を引き渡す、そこでおしまいで、引渡し後の状況まで確認したことがないのでしょう。



高気密住宅で換気が止まった状態で生活すれば、空気の汚れと、過剰な湿度がどんな問題を引き起こすか、素人でも簡単に想像できます。換気されていれば結露しないはずの家が、換気されず空気が動かないので結露します。結露はカビの原因です。シックハウスを防ぐために使用量を制限した建材などに含まれる揮発性有機化合物質(VOC)のなかには、ホルムアルデヒドのように防腐・防カビ効果のある物質が含まれています。皮肉なことに安全基準を満たすための化学物質の低減化は、細菌やカビの増加という新たな問題を生じさせたのです。なんと、その「カビ」が発生する微生物由来の揮発性有機化合物(MVOC)によってもシックハウス症候群が発生することがわかってきたのです。カビは繁殖してくれば肉眼でも見えるので「ああ、カビだ!」とわかりますが、少しだと私たちの目には見えません、見えなければ「無い」と思ってしまします。しかし、目に見えなくても、有害ガスを出して部屋の空気を汚染させているのです。それだけではなく、カビはダニの格好のエサになります。だから、カビの多い環境はダニをも繁殖させてしまい、このダニの糞や死骸はアレルギーの素(アレルゲン)になります。安全基準を守って建てた計画換気・高断熱・高気密の「健康住宅」が、病気の元となる家になってしまう理由がここにあります。

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