設計>性能を比較【茨城・注文住宅】

query_builder 2021/12/27
設計
性能を比較

高性能な住いの設計とはどのようなことなのか、各社の断熱性・気密性・耐震等級・窓の結露を比較してみる。注目すべきは「実質的な熱損失」になります。熱損失(断熱と気密をトータルで考えたもの)の善し悪しは、実質的に熱損失が小さいほど良いということになります。夏は涼しく、冬は暖かく過ごし冷暖房費を抑えるには、実質的な熱損失=1.70以下に最低限目指したいところです。しかし、冬に至ってはこれだけでは本当の暖かさは決まりません。本当の暖かさは「暖房負荷」という指数で表すことができます。これはその地域の気象データ、隣家の状況、その家の間取り等をすべて入力して、シュミレーションしなければできません。このときに重要になってくるのが「冬の日射取得」になります。①暖房負荷=②実質的な熱損失-③冬の日射取得-④内部発熱で計算します。④内部発熱とは人間の数と家電製品の稼働状況で決まるため、家の性能とは関係ありません。①の暖房負荷は小さいほど暖かいことになります。


※ピンク色の会社は断熱と気密のバランスが良く理想的な温熱環境が実現するものと考えられます。


ほとんどの住宅会社がUA値、C値、Q値といった②熱損失にばかり目を向けますが、実際には③冬の日射取得(直射日光)を最大限稼ぐことにより非常に大きな差となって表れます。具体的には、冬の日射取得=南側の窓をどれだけ多く、隣家と離して設計できるかで決まります。一条工務店に実質的な熱損失で負ける物件が大半ですが、その分は夏の日射遮蔽と冬の日射取得、さらに表にはありませんが、適切な冷暖房計画でカバーすることで同等の涼しさ、暖かさ、ランニングコストを実現することができます。逆を言うと夏の日射遮蔽と冬の日射取得が出来ていない住宅会社は一条工務店に完全に性能、費用対効果の面で負けてしまうことになります。あと、耐震等級3は必須事項、不満ランキング3位の窓の結露が嫌であれば一番右の列が〇になっている会社 (樹脂サッシor木製サッシ)を選ぶ必要があります。


換気方式|大きく二つあり、一種は熱交換換気システム有、三種は無しということになります。熱交換とは冬であれば冷たい空気を部屋の暖かい空気の熱で温めてから入れる方式です。三種は冷気をそのまま入れて、暖気をそのまま排気する方式です。


断熱性能|ふたつの表示方式があります。古い表示方式がQ値と呼ばれるもので、家全体の熱損失すべてを延べ床面積で割ったものです。新しい表示方式がUA値と呼ばれるもので、換気による熱損失以外の熱損失を外皮の表面積で割ったものです。UA値の場合最悪でも0.50、可能なら0.46は切っておきたいところです。


気密性能|表す指標がC値です。家の壁や屋根、窓等にどれだけ隙間が空いているのかを表す指標です。これが悪いと冷暖房の効きが悪いのですが、それ以前に1を上回ると換気がきちんと行われません。 例えるならストローの途中に穴が開くときちんと吸えなくなるのと同じです。1は最低ラインです。技術レベルが高い住宅会社になってくるとコンスタントに0.5を切るようになってきます。実質的な熱損失は公的な指標ではありません。C値が大きくなると隙間風による熱損失が大きくなります。これによる熱損失は外部の風速、内外温度差によっても大きく異なりますが、あらゆる物件、状況の平均をとるとだいたいC値/10程度をQ値に足すと実質的な熱損失に近くなることが多くなります。そこから計算しています。

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