設計>耐久性【茨城・注文住宅】

query_builder 2022/01/07
設計
耐久性

家は、50年60年・・・と長年住み続けるものです。さまざまな角度から耐久性を高める工夫をしておかなければなりません。建物の耐久性を著しく低下させる最大の原因は水、すなわち雨漏りです。雨漏りが続けは、木は腐り、シロアリの被害も大きくなります。建物の凸凹があるところは、雨漏りがしやすいため、デザイン的におしゃれでも複雑な屋根の形や無理のある窓のおさめ方をすると、雨漏りのリスクは高まります。凸凹の少ないシンプルな形状は、構造的に安定するだけでなく、雨漏りのリスクを抑えるという理由もあるのです。また、しっかり軒を出すことで雨を防ぐ効果もあります。


シロアリにも注意が必要ですが、ここで気を付けたいのがシロアリの予防に使う薬剤。シックハウスにつながる恐れがあるからです。シロアリは地面の中に巣をつくり、床下から家のなかに上がってくるもの。つまり、床下にシロアリが上がってくる隙間をつくらなければいいわけです。「ベタ基礎」という基礎のつくり方がありますが、これは、地面からの湿気を遮断するメリットがあるうえに、きわめて隙間が生じにくい構造ですから、シロアリ対策として非常に有効的です。シロアリに関する一例を紹介しましょう。桧(ひのき)を構造材にした古い家で、リフォームした部分に北欧産の木材を使っていました。シロアリ被害が報告され調べてみると、下から上がってきたシロアリが、見事にリフォームした方ばかり食べていたというのです。笑い話のようですが、実際に杉や桧は北欧材や北米材などに比べシロアリに強いことが実証されていますから、これはうなずける話なのです。


このように耐久性能を高めるために、構造材として国産材が優れた効果を表します。シロアリ対策に限らず、国産材は腐りにくいメリットもあります。木のバルコニーの場合、パイン材やホワイトウッドなどの外材(外国の木材)の集成材でつくったものは、残念ながら10年の耐久性はありません。多くは7年間くらい風雨にさらされ紫外線を受け続けると、接着面がはがれてきたり腐ってきたりします。バルコニーは構造体と違って10年保証の対象になりませんが、国産材のヒバ材などを使えば、格段に耐久性に違いが出てきます。国産材は日本の気象風土のなかで育った木だからこそ、シロアリや腐れに強く耐久性一つとってみても、家の構造材として優れたものであることがわかります。


デザインや素材選びも耐久性に影響します。今、日本の平均的な住宅は「新築したときが一番美しい」といえるでしょう。しかし一方で伝統的な造りの家を見たとき、それが相当に経年した家であっても「美しいと感じられる」のではないでしょうか。その理由の一つが梁や柱の木組み、障子などの繊細なデザインにあると思います。また、珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)などの自然素材も落ち着いた美しさを生み出しています。逆に、ビニールクロスに囲まれ合板のフローリングの家は、新築時の美しさが時を経るとともにどことなくみすぼらしくなっていきますが、これに対し、無垢の木と土の家は、年月が過ぎるうちに味わいを深め、美しさを増していくことでしょう。経年してもなお 居心地の良い建物こそ、理想の住まいといえるのではないでしょうか。

NEW

  • エコ>小さな畑【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/28
  • 水まわり>使いやすいキッチン【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/27
  • 水まわり>日本のお湯【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/26
  • 設計>造り付けソファ【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/25
  • エコ>樹脂サッシ【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/24

CATEGORY

ARCHIVE