ヒューマンスケール

query_builder 2023/12/28
設計
ヒューマンスケール

長さの単位として、世界中でメートルが使われています。日本でも、計量法という法律でメートルを使うことが定められています。しかし、昔は日本には「分・寸・尺・間」という独自の単位がありました。今ではあまり見かけなくなりましたが、建築の現場ではまだ使われています。それは、尺貫法が身の回りのものや身体の大きさにぴったりだからです。メートルと尺貫法は、どのように作られたのでしょうか。そして、どんな特徴があるのでしょうか。見てみましょう。

メートルは、フランスで考案された単位です。地球を4千万等分した長さが1メートルになります。つまり、地球の一周は4万キロメートルです。メートルは国際的な基準として、建築の図面などにも使われています。メートルは、科学的で正確な単位ですが、身の回りのものや身体の大きさにはあまり合いません。

尺貫法は、手や腕の長さを基にした単位です。どのように作られたかは、いろいろな説がありますが、手や腕の大きさに近いとされています。尺貫法は、身の回りのものや身体の大きさにぴったりです。1分は約3.03mm、1寸は約30.30mm、1尺は約303mm、1間は約1818mmです。英語圏ではインチやフィートという単位がありますが、1フィートと1尺はほぼ同じです。フィートは足の長さから名付けられました。尺貫法も足の長さに近いので、似ているのは自然なことです。

住宅を作るときは、「立って半畳寝て一畳」という言葉がありますが、これは3尺=半畳=910mmを基準寸法としているからです。人間が立ったり寝たりするのにちょうどいい寸法なのです。そのため、建築の材料は尺や寸で作られています。現場でも尺貫法でやりとりすることが多いです。職人さんたちは「サンジャクゴスン!」「イッスンインゴ!」と声をかけ合います。メートル以外の単位を使うのは、法律に反する可能性がありますが、尺貫法がなくならないのは、それが便利だからです。

しかし、尺貫法にも限界があります。人間の体型が変われば、問題が起こります。統計によると、17歳の男の子の平均身長は、1900年では157.9cm、2000年では170.8cmです。日本人は昔よりずっと大きくなりました。体が大きくなれば、住宅のサイズも変える必要があります。たたみ一畳=3尺×6尺(910mm×1820mm)のスペースは、100年以上前には一般的なサイズでした。しかし、現代の人々は、このスペースでは窮屈に感じるかもしれません。そこで、現在では、スペースの幅や高さを拡大する傾向があります。これは、高齢者や車椅子利用者など、さまざまなニーズに対応するためです。

つまり、メートルと尺貫法は、それぞれに長所と短所があります。メートルは、科学的で正確な単位ですが、身の回りのものや身体の大きさにはあまり合いません。尺貫法は、身の回りのものや身体の大きさにぴったりですが、人間の体型が変わると問題が起こります。メートルと尺貫法、どちらが身近でしょうか。それは、時代や場所や目的によって変わるのかもしれません。だからこそ、メートルと尺貫法の違いを知っておくことが大切なのです。

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