地震と台風から命を守る~耐震・耐風性能がもたらす安心の住まい。

query_builder 2024/11/30
設計
耐震・耐風

災害から私たちの暮らしを守る、住宅性能の最前線。

近年、地震や台風といった自然災害が頻発し、多くの地域で甚大な被害が発生しています。このような状況下で、建物の耐震・耐風性能を向上させることはますます重要となっています。今回は、熊本県や東京都を中心とした具体的な取り組みや、国土交通省の支援策について掘り下げ、私たちが安全で快適な住まいを手に入れるための方策を探ります。




目次
1|平成28年熊本地震の教訓
2|熊本県の先進的な耐震・耐風対策
3|一般住宅の耐震等級3の重要性
4|東京都の積極的な取り組み
5|国土交通省の支援策とその効果
6|災害に強い住まいを目指して




1|平成28年熊本地震の教訓


2016年4月、熊本県を震度7の大地震が襲いました。この熊本地震は、多くの建物に甚大な被害をもたらし、その後も余震が続きました。さらに台風による二次被害が追い打ちをかけ、多くの人々が住まいを失い、避難生活を余儀なくされました。この連続的な災害は、建物の耐震・耐風性能がいかに重要であるかを改めて示しました。

2|熊本県の革新的な耐震・耐風対策


熊本県はこの教訓を基に、耐震等級3・耐風等級2を目指す公共建築物の整備を進めています。最大震度7の地震や最大風速50メートルの暴風にも耐えられる建物が増え、災害時には避難所や支援拠点として重要な役割を果たすことが期待されています。さらに、県内の専門家と協力し、最新の技術を取り入れることで、建物の強度と安全性を高める取り組みも進行中です。

3|一般住宅における耐震等級3の必要性


一般住宅においても、耐震等級3の取得が推奨されています。この等級を取得することで、地震に強いだけでなく、住まいの快適性も向上します。住宅性能表示制度は、住まい手に安心と安全を提供する重要な役割を果たします。さらに、耐震等級3の住宅は、将来的な売却時にも高い評価を得ることができ、長期的な投資価値が高いとされています。

4|東京都の積極的な耐震対策


熊本県の取り組みは全国に広がり、東京都でも公共施設の約8割を耐震等級3・耐風等級2にする計画が進行中です。都市部における高等級建物の普及は、災害時の被害を大幅に軽減し、住民の安全確保に貢献します。特に、密集した都市環境においては、高い耐震性能が求められ、これにより避難経路や救援活動の円滑化も期待されています。

5|国土交通省の支援策とその効果


国土交通省は、高等級建物の普及を推進するため、様々な支援策を実施しています。例えば、建設費用の一部補助や耐震診断・改修のための専門家派遣などです。これらの支援策により、多くの住宅や公共施設が耐震・耐風性能を向上させることが期待されています。また、これらの施策は地域経済の活性化にも寄与し、新たな雇用機会の創出にもつながっています。

6|災害に強い住まいを目指して


自然災害は避けられませんが、建物の耐震・耐風性能を高めることで被害を最小限に抑えることが可能です。耐震等級3・耐風等級2の建物は、災害に強く、安全で快適な住まいを提供します。私たちの命と暮らしを守るため、今こそ建物の性能向上に取り組むべき時です。特に、家族の安全を第一に考えると、早期に対策を講じることが不可欠です。




関連サイト:DXカネシン


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よくある質問

  • 杉板外壁とはどのようなものでしょうか?

    杉板外壁は、日本の伝統建築に深く根ざした素材であり、美しさと機能性の再評価が進んでいます。特に地元産の杉板は、地域の気候に適しており、例えば近所の神社では長年にわたり手を加えずに美しさと耐久性を保っています。杉板外壁はその自然な木目の美しさが際立ち、外観に温かみを与えます。さらに、杉は再生可能な資源であり、環境に優しい素材です。外構に石材や植栽を組み合わせることで、自然と調和した風景をつくり出します。このように、杉板外壁は歴史的な実績、美しさ、機能性の点で現代建築において非常に魅力的な選択肢です。安心してお選びください。

  • 床下エアコンとはどのようなものでしょうか?

    床下エアコンは、建物の床下に設置され、家全体の温度を均一に保つエアコンシステムです。市販の壁掛けエアコンを利用し、一つの空間として温度を管理するため、部屋ごとの温度差をなくし、移動時の不快感を軽減します。特に冬場には、温度変化による健康リスクやヒートショックの危険性を減少させ、安全で安心な室内環境を実現します。市販の壁掛けエアコンを使用することで設置費用を抑えられ、エネルギー効率の高いものを選ぶと運用コストも低くなります。また、設置や交換が簡単でメンテナンスもしやすいという利点があります。こうした床下エアコンは、快適な室内環境を保つための経済的かつ効果的な方法であり、住まい全体の温度を一括して管理し、快適さと健康を両立させる重要なシステムです。

  • パッシブ設計とはどのようなものですか?

    パッシブ設計とは、自然の力を最大限に活用して快適な暮らしを実現するデザインです。例えば、夏には深い庇や適切な植栽が直射日光を遮り、涼しい日陰を作ります。冬には低い太陽の光が部屋の奥まで届き、温かい陽光が室内を包みます。季節ごとの太陽の高さを考慮して軒の出や植栽を計画することで、一年中快適な住環境が整います。さらに、家全体に風の通り道を設計し、窓を開けることで季節ごとの風触りや匂いを楽しめます。風がもたらす自然の音や香りが心を癒し、日々の生活に潤いを与えます。春には新緑の香り、夏には木陰の涼しさ、秋には紅葉、冬には陽だまりと、四季折々の自然を楽しむことができます。

会社概要

運営会社 有限会社 蜻蛉住宅設計事務所

受  賞  歴

第8回日本エコハウス大賞「奨励賞」

事業内容

提案型木造住宅の設計・施工

基本概念

建築思想|ウェルビーイング住宅

設計手法|五感に響くパッシブ設計

標準性能|UA値0.34・C値0.5・許容応力度計算+耐震等級3

主断熱材|セルロースファイバー[デコス

全館空調|床下エアコン(階間、小屋裏)

換気方式|24時間全熱交換型換気システム[sumika

厳選素材|八溝杉・山武杉・ドイツ漆喰・大谷石・鉄平石

助成制度|GX志向型住宅(160万円)

営業地域

茨城県南東部、千葉県北東部

設  立

平成17年4月1日(2005年)

資  本  金

500万円

ご連絡先

[e-mail]info@tombowhouse.jp [tel]050-3580-9854(IP)

免  許

設計事務所 茨城県知事登録 第B4806号(0204)

建設業 茨城県知事許可(般-02)第33240号

登  録

地盤保証 ジャパンホームシールド A14582
瑕疵保証 日本住宅保証検査機構 A8100726

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