太陽を活かす家づくり。
太陽の恵みを最大限に活かす住宅設計。
太陽の動きを考慮した住宅設計は、季節ごとの快適さとエネルギー効率を大きく左右します。西に30度傾けた配置計画により、夏の強い日差しを遮り、冬の暖かい日差しを取り込むことで、快適で持続可能な住まいを実現します。自然の摂理を理解し、それを設計に活かすことで、より豊かで快適な生活空間を提供します。
目次
1|はじめに
2|太陽の動きと住宅設計
3|理想的な配置計画
4|方位性と居住性の向上
5|まとめ
1|はじめに
太陽は、夏は東北から昇り西北に沈み、冬は南東から昇り南西に沈む──。これは小学校の高学年で習った自然の摂理です。しかし、この自然の摂理を踏まえて、住宅設計をする場合の開口部については、どのように考えたらよいでしょうか?この問いに対する答えは、住宅の快適性とエネルギー効率を大きく左右します。太陽の動きを理解し、それを設計に反映させることで、住まいの質を大きく向上させることができます。
2|太陽の動きと住宅設計
一般的には、東西に横長にする配置計画が多いのですが、私は西に30度ほど傾けて設計することを提案します。年間を通じて太陽の軌道を考慮した上で、夏の強い日差しはうまく遮って心地よい日陰を生み出し、冬の暖かい日差しは住まいの奥まで取り込むように建物を配置しています。このような設計は、季節ごとの快適さを最大限に引き出すために重要です。例えば、夏の午後にはリビングルームが涼しく保たれ、冬の朝には寝室が暖かくなるように設計されています。
3|理想的な配置計画
「西に30度程度傾いた配置」という配置計画は理想的だと言えます。太陽の恵みをもっとも有効に活かすことを常に念頭に置いているため、道路に並行に建てることを前提としておりません。この配置により、夏の暑さを和らげ、冬の暖かさを取り込むことができ、エネルギー効率の高い住まいを実現します。さらに、この配置は自然光を最大限に取り入れることができるため、日中の照明の使用を減らし、エネルギー消費を抑えることができます。
4|方位性と居住性の向上
このような方位性というものを骨格とし、近隣家屋の状況を踏まえ、袖壁・軒の設計・植栽計画を考慮することで、さらに居住性が高まります。敷地を読み取り、太陽の動きを観察し、暮らしを観察して設計することが、より大切だということを、お天道様が教えてくれました。これにより、住まい手の生活がより豊かで快適なものとなります。例えば、適切な植栽計画により、夏には自然の木陰を作り出し、冬には落葉樹が日差しを通すことで、季節ごとの快適さを提供します。
5|まとめ
太陽の動きを考慮した住宅設計は、季節ごとの快適さを最大限に引き出すために重要です。西に30度傾けた配置計画は、夏の暑さを和らげ、冬の暖かさを取り込む理想的な方法です。これにより、居住性が向上し、快適な生活空間を実現することができます。自然の摂理を理解し、それを設計に活かすことで、より持続可能で快適な住まいを提供することができるのです。さらに、エネルギー効率の向上により、環境への負荷を減らし、持続可能な未来に貢献することができます。
関連サイト:太陽から見た間取りの良し悪しの見分け方
よくある質問
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杉板外壁とはどのようなものでしょうか?
杉板外壁は、日本の伝統建築に深く根ざした素材であり、美しさと機能性の再評価が進んでいます。特に地元産の杉板は、地域の気候に適しており、例えば近所の神社では長年にわたり手を加えずに美しさと耐久性を保っています。杉板外壁はその自然な木目の美しさが際立ち、外観に温かみを与えます。さらに、杉は再生可能な資源であり、環境に優しい素材です。外構に石材や植栽を組み合わせることで、自然と調和した風景をつくり出します。このように、杉板外壁は歴史的な実績、美しさ、機能性の点で現代建築において非常に魅力的な選択肢です。安心してお選びください。
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床下エアコンとはどのようなものでしょうか?
床下エアコンは、建物の床下に設置され、家全体の温度を均一に保つエアコンシステムです。市販の壁掛けエアコンを利用し、一つの空間として温度を管理するため、部屋ごとの温度差をなくし、移動時の不快感を軽減します。特に冬場には、温度変化による健康リスクやヒートショックの危険性を減少させ、安全で安心な室内環境を実現します。市販の壁掛けエアコンを使用することで設置費用を抑えられ、エネルギー効率の高いものを選ぶと運用コストも低くなります。また、設置や交換が簡単でメンテナンスもしやすいという利点があります。こうした床下エアコンは、快適な室内環境を保つための経済的かつ効果的な方法であり、住まい全体の温度を一括して管理し、快適さと健康を両立させる重要なシステムです。
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パッシブ設計とはどのようなものですか?
パッシブ設計とは、自然の力を最大限に活用して快適な暮らしを実現するデザインです。例えば、夏には深い庇や適切な植栽が直射日光を遮り、涼しい日陰を作ります。冬には低い太陽の光が部屋の奥まで届き、温かい陽光が室内を包みます。季節ごとの太陽の高さを考慮して軒の出や植栽を計画することで、一年中快適な住環境が整います。さらに、家全体に風の通り道を設計し、窓を開けることで季節ごとの風触りや匂いを楽しめます。風がもたらす自然の音や香りが心を癒し、日々の生活に潤いを与えます。春には新緑の香り、夏には木陰の涼しさ、秋には紅葉、冬には陽だまりと、四季折々の自然を楽しむことができます。
会社概要
運営会社 | 有限会社 蜻蛉住宅設計事務所 |
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受 賞 歴 |
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事業内容 |
提案型木造住宅の設計・施工 |
基本概念 |
建築思想|ウェルビーイング住宅 設計手法|五感に響くパッシブ設計 標準性能|UA値0.34、C値0.5、許容応力度計算+耐震等級3 主断熱材|セルロースファイバー[デコス] 全館空調|床下エアコン(階間、小屋裏) 換気方式|24時間全熱交換型換気システム[sumika] 厳選素材|八溝杉、山武杉、ドイツ漆喰、大谷石、鉄平石 助成制度|GX志向型住宅(160万円) |
営業地域 |
茨城県南東部、千葉県北東部 |
設 立 |
平成17年4月1日(2005年) |
資 本 金 |
500万円 |
ご連絡先 |
[e-mail]info@tombowhouse.jp [tel]050-3580-9854(IP) |
免 許 |
設計事務所 茨城県知事登録 第B4806号(0204) 建設業 茨城県知事許可(般-02)第33240号 |
登 録 |
地盤保証 ジャパンホームシールド A14582 |
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