全館冷暖房

query_builder 2022/02/15
エコ
全館冷暖房

家中どこでも快適な温熱環境の実現には、やはり全館冷暖房が欠かせません。現在、様々な方式の設備機器を導入した空調システムがあり、どれが一番いいのか悩ましいところ。実は、選ぶポイントとして、初期コストと維持コストにあります。家を建築する際、予算は限られています。設備機器に大きく予算を割くことはなるべく避けたいわけです。建築を構成する一つ一つに共通して言えることですが、市販の部材をうまく組み合わせてパフォーマンスを最大限に引き出すことこそが、設計の極みであり設計の神髄といってもいいと思います。では、どのような設備を投入して全館冷暖房を実現すか。それは、どこの電気店でも販売されている壁掛けエアコンになります。世の中に存在する冷暖房設備でエアコンこそが最も高効率であり、初期コストも維持コストも安価になります。更に、壁掛けエアコンであれば10数年の後に壊れて交換となっても、容易に更新もでき、将来に渡って安心できる設備と言えます。


では、最も合理的な建物プランとして総2階建ての建物を基本として考えます。


底冷えしする厳しい冬の寒さをどうのりきるか?

「温かい空気は軽い」この考えを利用した暖房方式に「床下暖房」があります。1階の床下空間に壁掛けエアコンを設置し暖房します。床下暖房と聞いて、床暖房を思い浮かべる方は多いと思います。床下暖房は、床暖房とはまったく違う暖かさを感じられる暖房方式です。床下に送り込まれた暖気は、床に開けられた通気口から少しずつ暖気が吹き上がり、1階から2階天井へと向かいます。極寒の冬は床下暖房でひなたぼっこの暖かさになります。床下空間を暖める事により、床がほんのりと暖かくなり、上がっていく暖気で家全体に暖かさが行き渡るのが床下暖房です。


毎年異常な暑さを記録している夏をどう涼しくするか?

「冷たい空気は重い」この考えを利用した冷房方式に「小屋裏冷房」があります。2階の小屋裏(天井裏)の空間に壁掛けエアコンを設置し冷房します。夏は日射の影響で小屋裏(屋根裏)や2階が暑くなりやすくなります。夏に涼しさを維持するには2階を暑くしない事が大事です。小屋裏空間で冷やされた冷気が、2階の各部屋の天井に開けられた通気口からゆっくりと冷気が降りてゆき、2階全体が冷やされます。やがて1階へ冷気が流れ建物全体に涼しさが行き渡るのが小屋裏冷房です。暑い夏日から帰ってきても、玄関ドアを開ければ清々しい空気が迎えてくれます。


どちらの方式も、断熱・気密・換気・通風計画といった建築的な工夫を施した上で、効果が発揮されます。ただ単に、床下と小屋裏にエアコンを設置すれば良いというものではありませんので、注意が必要になります。

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