北海道の暖かな遺産
「健康になる家」とは、住まいが私たちの免疫力を向上させる家です。 免疫力が高まることで、心身の健康を守ることが可能になります。免疫力を高めるためには、ストレスや体の冷えなどの要因を減らすことが重要です。
ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、免疫細胞の機能を弱めることが知られています。これにより、心臓病や高血圧などの生活習慣病、またはうつ病や不眠症などの精神的な症状を引き起こす可能性があります。体の冷えも健康に悪影響を及ぼし、特に女性は寒さに敏感であり、冷えと発ガンの関係が指摘されています。一方で、体温を上げることで免疫力が向上することもわかっています。平熱が36℃未満の人は、がんになりやすいとされています。現代社会では、過剰な冷房が人々の体を冷やしてしまうことが問題となっています。冷暖房の適切な使用が求められます。
北海道のアイヌ文化期に建てられた竪穴式住居「チセ」は、この問題に対する解決策として注目されています。チセは、地面を掘り、柱や梁で屋根を支える木造建築で、屋根や壁には樹皮や茅、笹などの自然素材が使用されています。チセの最大の特徴は、床が地面そのものであることです。地面は一年中燃える囲炉裏の火で温められ、地中からの地熱も利用されます。その結果、チセは外気温よりも常に高い温度を保ち、冬季でも暖かく過ごせると言われています。
チセは自然と調和した地中熱を利用した住宅であり、人間の免疫力を高める効果が期待できます。チセに住むことで、ストレスを軽減し、体の冷えを防ぐメリットがあります。自然素材で作られたチセは、自然の香りや音によって癒しを提供します。また、囲炉裏の火は心を落ち着かせる効果があり、家族や仲間との共同生活を通じてコミュニケーションや支え合いが行えます。
チセは地面からの熱で床を暖かくし、足元から体を温めることができます。囲炉裏の火は体を暖めるだけでなく、食事やお茶などの温かいものを作ることも可能です。チセは外気温よりも高い温度を保ち、寒さに震えることがありません。
私たちはチセから多くを学ぶことができます。自然素材や地中熱を利用した住宅づくりは、「健康になる家」への一歩と言えるでしょう。自然と共生する家は、地球温暖化やエネルギー問題への対応も可能にします。
チセは古代から現代に至るまで、北海道の自然と人々の暮らしを支えてきた貴重な文化遺産です。私たちはその価値を認め、尊重し、未来へと引き継いでいく必要があります。
関連サイト:カムイと共に生きる上川アイヌ
よくある質問
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杉板外壁とはどのようなものでしょうか?
杉板外壁は、日本の伝統建築に深く根ざした素材であり、美しさと機能性の再評価が進んでいます。特に地元産の杉板は、地域の気候に適しており、例えば近所の神社では長年にわたり手を加えずに美しさと耐久性を保っています。杉板外壁はその自然な木目の美しさが際立ち、外観に温かみを与えます。さらに、杉は再生可能な資源であり、環境に優しい素材です。外構に石材や植栽を組み合わせることで、自然と調和した風景をつくり出します。このように、杉板外壁は歴史的な実績、美しさ、機能性の点で現代建築において非常に魅力的な選択肢です。安心してお選びください。
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床下エアコンとはどのようなものでしょうか?
床下エアコンは、建物の床下に設置され、家全体の温度を均一に保つエアコンシステムです。市販の壁掛けエアコンを利用し、一つの空間として温度を管理するため、部屋ごとの温度差をなくし、移動時の不快感を軽減します。特に冬場には、温度変化による健康リスクやヒートショックの危険性を減少させ、安全で安心な室内環境を実現します。市販の壁掛けエアコンを使用することで設置費用を抑えられ、エネルギー効率の高いものを選ぶと運用コストも低くなります。また、設置や交換が簡単でメンテナンスもしやすいという利点があります。こうした床下エアコンは、快適な室内環境を保つための経済的かつ効果的な方法であり、住まい全体の温度を一括して管理し、快適さと健康を両立させる重要なシステムです。
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パッシブ設計とはどのようなものですか?
パッシブ設計とは、自然の力を最大限に活用して快適な暮らしを実現するデザインです。例えば、夏には深い庇や適切な植栽が直射日光を遮り、涼しい日陰を作ります。冬には低い太陽の光が部屋の奥まで届き、温かい陽光が室内を包みます。季節ごとの太陽の高さを考慮して軒の出や植栽を計画することで、一年中快適な住環境が整います。さらに、家全体に風の通り道を設計し、窓を開けることで季節ごとの風触りや匂いを楽しめます。風がもたらす自然の音や香りが心を癒し、日々の生活に潤いを与えます。春には新緑の香り、夏には木陰の涼しさ、秋には紅葉、冬には陽だまりと、四季折々の自然を楽しむことができます。
会社概要
運営会社 | 有限会社 蜻蛉住宅設計事務所 |
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受 賞 歴 |
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事業内容 |
提案型木造住宅の設計・施工 |
基本概念 |
建築思想|ウェルビーイング住宅 設計手法|五感に響くパッシブ設計 標準性能|UA値0.34・C値0.5・許容応力度計算+耐震等級3 主断熱材|セルロースファイバー[デコス] 全館空調|床下エアコン(階間、小屋裏) 換気方式|24時間全熱交換型換気システム[sumika] 厳選素材|八溝杉・山武杉・ドイツ漆喰・大谷石・鉄平石 助成制度|GX志向型住宅(160万円) |
営業地域 |
茨城県南東部、千葉県北東部 |
設 立 |
平成17年4月1日(2005年) |
資 本 金 |
500万円 |
ご連絡先 |
[e-mail]info@tombowhouse.jp [tel]050-3580-9854(IP) |
免 許 |
設計事務所 茨城県知事登録 第B4806号(0204) 建設業 茨城県知事許可(般-02)第33240号 |
登 録 |
地盤保証 ジャパンホームシールド A14582 |
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