家の暖房設備を見直そう!健康と省エネを両立する選び方。

query_builder 2024/09/04
エコ
床暖房とエアコン

快適な住まいを実現するための暖房設備の選び方を徹底解説!

冬の寒さは、私たちの健康にさまざまなリスクをもたらします。特に注意が必要なのは、脳卒中や心筋梗塞などの循環器系の病気です。寒さによって血圧が上昇し、血管や心臓に負担がかかることで、これらの病気のリスクが高まります。特に高齢者や持病を持つ人々は、寒さによる健康リスクが高いため、適切な対策が必要です。




目次

1|冬場の住宅内事故とその対策
2|暖房設備の選び方
3|自然の力を利用した省エネルギー対策
4|まとめ




1|冬場の住宅内事故とその対策


冬場の住宅内での事故は見逃せません。特に浴室での溺死は、住宅内死亡事故の主な原因となっています。寒い浴室に入ることで血圧が急上昇し、心臓に負担がかかるためです。これを防ぐためには、各部屋の温度差を小さくすることが重要です。具体的には、浴室やトイレなどの寒くなりやすい場所に暖房を設置し、全体の温度を均一に保つことが推奨されます。

浴室暖房の設置
浴室に暖房を設置することで、入浴前に浴室を暖めておくことができます。これにより、急激な温度変化を防ぎ、血圧の急上昇を抑えることができます。また、浴室暖房には乾燥機能が付いているものもあり、湿気やカビの対策にもなります。

トイレ暖房の導入
トイレも寒くなりやすい場所の一つです。トイレ専用の暖房器具を設置することで、快適な環境を保つことができます。特に高齢者や子供がいる家庭では、トイレの寒さが健康に影響を与えることがあるため、暖房の導入は重要です。

全館暖房システムの導入
家全体の温度を均一に保つために、全館暖房システムを導入することも有効です。これにより、各部屋の温度差を小さくし、心臓への負担を軽減することができます。全館暖房システムは、家全体を一定の温度に保つことで、快適な生活環境を提供し、エネルギー効率も高めることができます。

その他の対策

さらに、浴室やトイレだけでなく、廊下や玄関などの寒くなりやすい場所にも注意が必要です。これらの場所にも暖房を設置することで、家全体の温度差を減らし、ヒートショックのリスクを低減できます。また、断熱性能の高い窓やドアを使用することも、室内の温度を一定に保つために有効です。これらの対策を講じることで、冬場の住宅内での事故を防ぎ、安心して過ごせる環境を整えることができます。



2|暖房設備の選び方


暖房設備にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは、床暖房、エアコン、そして新しい暖房方式として注目されている床下エアコンについて詳しく見ていきます。

床暖房
床暖房は、床から熱を放出することで、足元から暖める暖房方式です。足元が暖かくなることで、体感温度が高くなり、快適に感じられます。また、空気が乾燥しないことや、音が静かであることも魅力です。しかし、床下に空間が必要であることや、床材に制限があることがデメリットです。【メリット】足元から暖かく、体感温度が高くなる。空気が乾燥しない。音が静か。【デメリット】床下に空間が必要。床材に制限がある。


エアコン
エアコンは、空気を暖めて送り出すことで、部屋全体を暖める暖房方式です。暖房だけでなく、冷房や除湿などの機能も備えており、エネルギー効率が高く、ランニングコストが安いことがメリットです。しかし、空気が乾燥しやすいことや、風が直接当たると不快に感じることがデメリットです。【メリット】暖房、冷房、除湿など多機能。エネルギー効率が高い。ランニングコストが安い。【デメリット】空気が乾燥しやすい。風が直接当たると不快。


床下エアコン
床下エアコンは、エアコンで床下空間を暖めることで、床暖房とエアコンの両方のメリットを得られる暖房方式です。床がほんのりと暖かくなり、上がってくる暖気で家全体に暖かさが行き渡ります。床暖房に比べて、コスト面や快適さも優れていますが、設置には専門的な知識が必要です。【メリット】床暖房とエアコンの両方のメリットを享受。コスト面や快適さに優れる。【デメリット】設置には専門的な知識が必要。


3|自然の力を利用した省エネルギー対策


暖房設備だけでなく、自然の力を利用することも忘れないでください。寒い季節においても、自然の力を活用することで、エネルギー消費を抑え、快適な室内環境を維持することができます。例えば、南向きの窓を大きく取ることで、冬の日中に太陽光を最大限に取り入れることができます。太陽光は自然な暖房源となり、室内を暖める効果があります。特に、窓ガラスには断熱性能の高いものを選ぶことで、熱の損失を防ぎ、効率的に室内を暖めることができます。また、窓の配置やサイズを工夫することで、日中の太陽光を効果的に利用し、暖房費の削減につながります。


4|まとめ


家づくりをするときには、自分の好みや予算に合わせて、最適な暖房設備を選ぶことが大切です。また、自然の力を利用することで、さらに快適で省エネルギーな住まいを実現できます。家づくりは、自分の暮らし方に合わせて工夫することが楽しいものです。このように、冬場の住宅内事故を防ぐための対策や、さまざまな暖房設備の選び方、そして自然の力を利用した省エネルギー対策について詳しく説明しました。これらの情報が、快適で安全な住まいづくりの参考になれば幸いです。




関連サイト:床下エアコンの仕組みやデメリット

よくある質問

  • 杉板外壁とはどのようなものでしょうか?

    杉板外壁は、日本の伝統建築に深く根ざした素材であり、美しさと機能性の再評価が進んでいます。特に地元産の杉板は、地域の気候に適しており、例えば近所の神社では長年にわたり手を加えずに美しさと耐久性を保っています。杉板外壁はその自然な木目の美しさが際立ち、外観に温かみを与えます。さらに、杉は再生可能な資源であり、環境に優しい素材です。外構に石材や植栽を組み合わせることで、自然と調和した風景をつくり出します。このように、杉板外壁は歴史的な実績、美しさ、機能性の点で現代建築において非常に魅力的な選択肢です。安心してお選びください。

  • 床下エアコンとはどのようなものでしょうか?

    床下エアコンは、建物の床下に設置され、家全体の温度を均一に保つエアコンシステムです。市販の壁掛けエアコンを利用し、一つの空間として温度を管理するため、部屋ごとの温度差をなくし、移動時の不快感を軽減します。特に冬場には、温度変化による健康リスクやヒートショックの危険性を減少させ、安全で安心な室内環境を実現します。市販の壁掛けエアコンを使用することで設置費用を抑えられ、エネルギー効率の高いものを選ぶと運用コストも低くなります。また、設置や交換が簡単でメンテナンスもしやすいという利点があります。こうした床下エアコンは、快適な室内環境を保つための経済的かつ効果的な方法であり、住まい全体の温度を一括して管理し、快適さと健康を両立させる重要なシステムです。

  • パッシブ設計とはどのようなものですか?

    パッシブ設計とは、自然の力を最大限に活用して快適な暮らしを実現するデザインです。例えば、夏には深い庇や適切な植栽が直射日光を遮り、涼しい日陰を作ります。冬には低い太陽の光が部屋の奥まで届き、温かい陽光が室内を包みます。季節ごとの太陽の高さを考慮して軒の出や植栽を計画することで、一年中快適な住環境が整います。さらに、家全体に風の通り道を設計し、窓を開けることで季節ごとの風触りや匂いを楽しめます。風がもたらす自然の音や香りが心を癒し、日々の生活に潤いを与えます。春には新緑の香り、夏には木陰の涼しさ、秋には紅葉、冬には陽だまりと、四季折々の自然を楽しむことができます。

会社概要

運営会社 有限会社 蜻蛉住宅設計事務所

受  賞  歴

第8回日本エコハウス大賞「奨励賞」

事業内容

提案型木造住宅の設計・施工

基本概念

建築思想|ウェルビーイング住宅

設計手法|五感に響くパッシブ設計

標準性能|UA値0.34・C値0.5・許容応力度計算+耐震等級3

主断熱材|セルロースファイバー[デコス

全館空調|床下エアコン(階間、小屋裏)

換気方式|24時間全熱交換型換気システム[sumika

厳選素材|八溝杉・山武杉・ドイツ漆喰・大谷石・鉄平石

助成制度|GX志向型住宅(160万円)

営業地域

茨城県南東部、千葉県北東部

設  立

平成17年4月1日(2005年)

資  本  金

500万円

ご連絡先

[e-mail]info@tombowhouse.jp [tel]050-3580-9854(IP)

免  許

設計事務所 茨城県知事登録 第B4806号(0204)

建設業 茨城県知事許可(般-02)第33240号

登  録

地盤保証 ジャパンホームシールド A14582
瑕疵保証 日本住宅保証検査機構 A8100726

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