健康の話>ヒートショック【茨城・注文住宅】

query_builder 2021/11/18
健康の話
ヒートショック

ヒートショックで大量の日本人が亡くなっています。


「断熱性が悪くたって死ぬもんじゃないし」そう思っている人も多いことでしょう。いえいえ。実は大量の日本人が、断熱不良によるヒートショックで命を落としていす。よく冬になるとNHK番組あたりで扱う内容だからご存知の方も多いはずです。


住宅が原因となって命を落とす。一番わかりやすい局面は、地震の時です。家屋が倒壊し、下敷きになり圧死するというケースです。阪神・淡路大震災では5000人に及びましたが、あれほどの被害が出た東日本大震災の時は、家屋の圧死が原因でお亡くなりになった方は667人。平成28年に発生した熊本地震では20人。近年、家屋の圧死が原因でお亡くなりになった方はわずかです。


そして、それなりの人数の方が亡くなっているという印象の交通事故死亡者数は2839人(2020)。交通事故死よりもはるかに多い2万人弱もの方々が、ヒートショックが原因で亡くなっています。地震被害は一過性のものですが、ヒートショック被害は毎年繰り返されます。ヒートショックとは、急激な温度変化が体に及ぼす影響のことです。断熱の不十分な家は、全館暖房が事実上難しいために、居間は暖房が利いていて暖かいのですが、それ以外の非暖房エリアは寒い状態です。


入浴するときを例にとってみてみましょう。


脳出血リスク|寒い脱衣所で服を脱ぐ。寒さで毛細血管が収縮して血圧が上がる。


脳出血|入浴した瞬間に体がびっくりして血圧上昇。


脳梗塞・心筋梗塞|ゆっくりお湯につかりリラックス。毛細血管は拡張し血圧が下がる。血液濃度が上昇する。


溺死|起き上がろうとした時に、起立性低血圧失神(立ちくらみの激しい状態)温度の変化にさらされた人間の体は体温を一定に保つために、血管が急激に収縮し血圧の変動や脈拍の変動を起こします。これが思った以上の負担をかけているのです。


人間はいつ亡くなる人が多いか?というデータでは、冬になると亡くなるケースが多く、特に溺死は寒い時期に集中します。特に老人は温度を感じる感覚が鈍くなっていることと、血管の弾力性が乏しくなっているので特にヒートショックに弱くなります。これを予防するには、理想とする脱衣所の温度は25であるとあります。これは我々の常識からするとかなり高い温度です。ここまでの温熱が必要だとは初めて知りました。現実的な対応は、寒い家であれば、入浴前後にハロゲンヒーターなどの局所暖房を動かすことも有効でしょう。ともかく、住宅内部での温度差を無くす。寒い脱衣所などはもってのほかということです。


こういったことからも、断熱・気密を向上させ室温のバリアフリーを図ることは、とても大切な要素になることが理解できます。


近畿大学:岩前篤教授の解説

動画:日本ERI

NEW

  • エコ>小さな畑【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/28
  • 水まわり>使いやすいキッチン【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/27
  • 水まわり>日本のお湯【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/26
  • 設計>造り付けソファ【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/25
  • エコ>樹脂サッシ【茨城・注文住宅】

    query_builder 2022/01/24

CATEGORY

ARCHIVE