省エネで健康的な住まい。

query_builder 2024/07/05
健康の話
全熱交換式換気システム

快適な住まいを実現する断熱と換気の秘訣。


断熱と換気は、エネルギー効率を高めながら快適な室内環境を維持するために欠かせない要素です。断熱材や高性能なサッシを用いることで熱のロスを防ぎ、全熱交換型換気システムを導入することで新鮮な空気を取り入れつつエネルギーを節約できます。これからの住まいづくりにおいて、断熱と換気の重要性を理解し、最適な方法を取り入れてみましょう。




目次

1|断熱の重要性
2|換気の必要性
3|窓を開ける換気の利点と欠点
4|全熱交換型換気システムの紹介
5|全熱交換型換気システムのメリット
6|まとめ




1|断熱の重要性


断熱とは、壁や天井に断熱材(熱を通しにくい素材)を施したり、高性能なサッシ(窓)を取り付けたりすることで建物の断熱性(熱を逃がさない性能)を向上させる方法です。断熱性が高いとエネルギーのロスが減ります。例えば、冬は暖房で温めた熱が外に逃げないようにし、夏は冷房で冷やした熱が外に出ないようにします。これにより、快適な室内環境を保ちながら、エネルギー効率を大幅に向上させることができます。さらに、断熱材には環境に優しい素材も多く、持続可能な住まいづくりにも貢献します。

2|換気の必要性


しかし、断熱だけでは不十分です。換気も必要です。換気とは、室内の空気と外の空気を入れ替えることで新鮮な空気を取り入れることです。換気が必要な理由は、人間が生活するときに呼吸や発汗でCO2(二酸化炭素)や水蒸気を発生させるからです。それらは空気を汚染し、カビやダニの原因にもなります。適切な換気を行うことで、健康的な室内環境を維持することができます。特に、現代の高気密住宅では換気が不可欠であり、適切な換気システムの導入が求められます。

3|窓を開ける換気の利点と欠点


換気にはさまざまな方法がありますが、窓を開けるのがもっとも簡単です。窓を開けると自然に空気が入れ替わります。ただし、この方法には欠点もあります。温度や湿度の調整が難しくなることです。たとえば、冬に暖房器具を使っているときに窓を開けると室内の暖かい空気は外へ逃げてしまいますし、外の寒い空気は中へ入ってきます。夏も同様です。これではエネルギーを無駄にしてしまいます。さらに、外部の騒音やホコリ、花粉などが室内に入り込むリスクもあります。


4|全熱交換型換気システムの紹介


そこでおすすめなのが「全熱交換型換気システム」です。これは換気するときに室内の暖かさや涼しさを再利用(熱回収)するシステムです。具体的には、冬は室内から排出される空気から水蒸気だけでなく熱も回収して室内に戻します。これで乾燥を防ぎつつ室内の温度を保つことができます。夏は逆に室内から排出される空気から冷たさや水蒸気を回収して室内に戻します。これで湿度を抑えつつ室内の温度を下げることができます。このようにして冬も夏も換気しながら省エネ効果を得ることができます。さらに、全熱交換型換気システムは、室内の空気質を向上させ、アレルギーや呼吸器疾患のリスクを低減する効果もあります。

5|全熱交換型換気システムのメリット


このシステムでは床下に本体を設置して給排気します。新鮮な空気は床下に充満し、床面にある給気口から室内に送られます。その後、床面の排気口から排出されて床下を通って外へ出ます。このようにして家全体に空気の流れを作ります。人にも家にも健康的な換気です。また、このシステムにはもう一つのメリットがあります。それはホコリや花粉や臭いなどのアレルギー物質を吸い取ることができることです。これらの物質は床面に溜まりやすいですが、壁や天井から換気するとそれらが巻き上げられて人の呼吸する空間まで届きます。しかし、このシステムでは吸気口も床面にあるので巻き上げることなく吸い取ることができます。さらに、全熱交換型換気システムは、メンテナンスが容易であり、長期的なコスト削減にも寄与します。

7|まとめ


断熱と換気は、エネルギーを節約しながら快適な生活環境を維持するために重要です。特に全熱交換型換気システムは、エネルギー効率を高めつつ、健康的な空気環境を提供する優れた方法です。これからの住まいづくりにぜひ取り入れてみてください。




関連サイト:第一種換気システム「sumika VS」

よくある質問

  • 杉板外壁とはどのようなものでしょうか?

    杉板外壁は、日本の伝統建築に深く根ざした素材であり、美しさと機能性の再評価が進んでいます。特に地元産の杉板は、地域の気候に適しており、例えば近所の神社では長年にわたり手を加えずに美しさと耐久性を保っています。杉板外壁はその自然な木目の美しさが際立ち、外観に温かみを与えます。さらに、杉は再生可能な資源であり、環境に優しい素材です。外構に石材や植栽を組み合わせることで、自然と調和した風景をつくり出します。このように、杉板外壁は歴史的な実績、美しさ、機能性の点で現代建築において非常に魅力的な選択肢です。安心してお選びください。

  • 床下エアコンとはどのようなものでしょうか?

    床下エアコンは、建物の床下に設置され、家全体の温度を均一に保つエアコンシステムです。市販の壁掛けエアコンを利用し、一つの空間として温度を管理するため、部屋ごとの温度差をなくし、移動時の不快感を軽減します。特に冬場には、温度変化による健康リスクやヒートショックの危険性を減少させ、安全で安心な室内環境を実現します。市販の壁掛けエアコンを使用することで設置費用を抑えられ、エネルギー効率の高いものを選ぶと運用コストも低くなります。また、設置や交換が簡単でメンテナンスもしやすいという利点があります。こうした床下エアコンは、快適な室内環境を保つための経済的かつ効果的な方法であり、住まい全体の温度を一括して管理し、快適さと健康を両立させる重要なシステムです。

  • パッシブ設計とはどのようなものですか?

    パッシブ設計とは、自然の力を最大限に活用して快適な暮らしを実現するデザインです。例えば、夏には深い庇や適切な植栽が直射日光を遮り、涼しい日陰を作ります。冬には低い太陽の光が部屋の奥まで届き、温かい陽光が室内を包みます。季節ごとの太陽の高さを考慮して軒の出や植栽を計画することで、一年中快適な住環境が整います。さらに、家全体に風の通り道を設計し、窓を開けることで季節ごとの風触りや匂いを楽しめます。風がもたらす自然の音や香りが心を癒し、日々の生活に潤いを与えます。春には新緑の香り、夏には木陰の涼しさ、秋には紅葉、冬には陽だまりと、四季折々の自然を楽しむことができます。

会社概要

運営会社 有限会社 蜻蛉住宅設計事務所

受  賞  歴

第8回日本エコハウス大賞「奨励賞」

事業内容

提案型木造住宅の設計・施工

基本概念

建築思想|ウェルビーイング住宅

設計手法|五感に響くパッシブ設計

標準性能|UA値0.34、C値0.5、許容応力度計算+耐震等級3

主断熱材|セルロースファイバー[デコス

全館空調|床下エアコン(階間、小屋裏)

換気方式|24時間全熱交換型換気システム[sumika

厳選素材|八溝杉、山武杉、ドイツ漆喰、大谷石、鉄平石

助成制度|GX志向型住宅(160万円)

営業地域

茨城県南東部、千葉県北東部

設  立

平成17年4月1日(2005年)

資  本  金

500万円

ご連絡先

[e-mail]info@tombowhouse.jp [tel]050-3580-9854(IP)

免  許

設計事務所 茨城県知事登録 第B4806号(0204)

建設業 茨城県知事許可(般-02)第33240号

登  録

地盤保証 ジャパンホームシールド A14582
瑕疵保証 日本住宅保証検査機構 A8100726

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