コストバランス

query_builder 2023/06/06
お金の話
コストバランス

要は〝何にお金を使うか〟これが決まれば家の価格をコントロールする筋道が見えてきます。一般に家づくりのコストは、材料費と職人さんの人件費に分けられます。この割合はおよそ半分ずつというのが現在の家づくりの標準的考えです。

材料費のうち比較的多くの割合を占めるのが設備機器で、良質な家だからといって必ずしも木材の価格ばかりがかさむわけではありません。たとえば、3000万円の家(土地代除く)であれば、材料費は半分の1500万円。そのうち木材の価格は、たくさん木を使ったとしても450万円ほどです。材料費全体の1/3ほど、全体でみれば1/7ほどと。さらに贅沢に木を使ったとして600万円ほどにおさまります。150万円の増額ですから、全体でみれば5%ほどしか増えていません。〝良質な家は高い〟と思い込んでいる人は多いようですが、使っている木の価格自体はそれほど高くはないのです。

最近は設備機器の進化が目覚ましく、浴室・キッチン・トイレ・洗面など、さまざまな機能を搭載した製品が毎年のように発売されています。まるで家電製品のように。そんな機能までいらないだろうと思う〝余計なお世話系〟の機能が増える一方、シンプルで使いやすかった製品がいつの間にか姿を消しているなど、設備機器には不可解な現象も多く見られます。不断の商品開発も、ある時点まで上り詰めれば頭打ちになるのは当然で、メーカー側も本音では〝この機能はほとんど使われないだろう〟と思っていながら、むりやり新製品をひねり出さなければならないジレンマに苦しんでいるのが実情でしょう。言うまでもなくそれは企業の倫理です。自分たちがそれに付き合わなければならない分けではありません。

素敵で良質な家に住みたいと思ったあなたは、もう一度原点に立ち戻り、自分たちの生活はどうあるべきか。この家に本当に必要な設備は何かを真剣に検討してみてください。派手な機能を搭載した設備機器ばかりに目を奪われていると、うっかり予算のバランスを崩して、本当に住みたかった家が遠のいてしまうかもしれません。

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