床材にこだわる暮らし

query_builder 2023/12/02
自然素材
床材

私たちは毎日、床と接して生活しています。床は家の中で最も大きな面積を占める部分であり、室内の雰囲気や快適さに大きな影響を与えます。しかし、床材については、あまり深く考えずに、安価で施工しやすいフローリングを選ぶ人が多いのではないでしょうか。フローリングとは、合板の上に0.2mmのスライスした板を張ったもので、表面はウレタン塗装で仕上げられています。このような床材は、一見すると木の風合いがあるように見えますが、実際には木の本質を失っていると言えます。合板フロアは、表情が平坦で面白みがなく、時間とともに深まる味わいの無い消耗品です。また、ウレタン塗装は、木の呼吸を妨げ、シックハウスの原因物質を発生させる可能性があります。


では、どんな床材が私たちの暮らしにふさわしいのでしょうか。私は、日本の山から伐り出された杉の木からつくられる「厚さ3cmの杉板」を床材としておすすめします。杉板は、無垢の木材として、表面から内部まで同じ材質で出来ています。無垢の木材は、素足でも足触りがよく気持ちの良い素材です。もちろん100%天然素材でシックハウスの原因物質もありません。建ててから一生涯つかえる耐久性があり、住むほどに味わい深く表情が変化していく素材です。人間の住むべきあたりまえの床の仕上げとして無垢の床がおすすめです。無垢の木材の表情と呼吸性と風合いを活かすために、ウレタン塗装ではなく自然塗料で仕上げます。自然塗料は、木の色や質感を損なわず、木の呼吸を妨げない塗料です。自然塗料には、植物油や蜜蝋、ミネラルなどが使われており、環境にも人体にも優しい塗料です。


もう一つ、床材としておすすめしたいのが、コルクタイルです。コルクタイルは、コルクオークという樹木の樹皮から作られたタイル状の床材です。コルクタイルは、優れた特性を持っています。まず、吸音性・遮音性に優れています。コルクタイルは、空気を含んだ細胞構造をしており、音を吸収してくれます。そのため、コルクタイルを敷いた部屋は、いつも静かで落ち着きます。また、断熱性(保温性)に優れています。コルクタイルは、空気を含んだ細胞構造のおかげで、熱の伝導率が低く、冬は暖かく、夏は涼しく室内を保ちます。省エネにも効果的です。さらに、やさしい感触なのに、水にも油にも強く、表面が濡れても滑りにくいです。コルクは、組織構造が緻密であることに加え、他の木材より腐食しにくい細胞質を持っているため、ムシの餌になりません。シロアリやダニなどの発生を抑えられます。また、自然素材であること、表面が緻密で毛羽立たずホコリも出しにくいことから、各種のアレルギーにも強い建材になります。仕上げ材の善し悪しは、手足に触れた瞬間に失われる熱の大小で決まります。コルクはこの点で最も適した材料で、四季を通じて心地よい肌ざわりが得られます。落下物の衝撃による多少のキズも、しばらくすると元に戻ります。この弾力の優秀さは毎日の歩行感の良さや安心感を感じることができます。

床材にこだわる暮らしは、私たちの心と体にやさしい暮らしです。床材は、ただ足を踏みしめるものではなく、私たちの暮らしを豊かにするものです。床材についてもう一度考えてみませんか。お値段は少し上がってしまいますが、ヒノキ・唐松・オーク・ウォルナット・パイン・ウールカーペット・畳・天然リノリウムなど、他の素材もお好みでお選びいただけます。床材に合わせて、壁や天井、家具や照明なども自然素材で揃えると、より一層の快適さと美しさが得られます。床材にこだわる暮らしを始めてみませんか。


関連サイト:ObiRED東亜コルク

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