価値観>家づくりの心得【茨城・注文住宅】

query_builder 2021/01/26
価値観
家づくりの心得

30代の半ばが、家を建てたい中心的世代ではないでしょうか。30代といえば趣味や個性を大切にしたい年代。すると個性的な「オンリーワン」の家づくりと話は進みます。家のデザイン・カラーなどなど、他には無いようなもの──。流行りの屋根形状に欧風的な外壁や装飾。若い世代に人気のデザインになっていきます。そうして30代に建てた家もあっという間に20年30年と経過します。自分たちが定年退職を迎えようとするとき、我に帰ってみると、その当時流行っていたポップなデザイン、これからの長い老後生活でとてもじゃないけど住みたくない気持ちに──。住宅が30年余りで解体される理由は、物理的に傷んでダメになるのではなく、心理的な時代不適合といった要因が、実は大きいのです。


ここ数年のデザイン的傾向は、常識的な切妻屋根・寄棟屋根を敬遠し、軒の出をゼロにした四角い箱型の屋根が非常に流行っています。軒の出をゼロにすることで、雨漏りのリスクが格段にアップします。実は、欠陥住宅への担保保険の適応事例で9割が雨漏りなのです。


その時代の流行りとは一過性のもので、5年10年経ったら過去のものとなるのは間違えありません。15年ほど前に流行った南欧風(プロバンス風)は、今ではまず新築では見ることはありません。世の中は移ろいやすいものです。これカワイイ!これスキ!この人スキ!といった、その時の感情や雰囲気で判断し、若気の至りで家を建てないことです。

また、今の生活も数年で移り変わるもの、そのあたりも冷静に考えたいものです。特に近頃の親は子育てに目が行ってしまい、子育て至上主義で家づくりをしてしまいがちです。


その時期は長い人生を考えれば一瞬のこと。
目先の事柄ではなく、合理的に判断する。
流行りではなく、普遍的なルールに従って家を建てること。
時に振り回されないデザイン。
万人にとって住みやすい家。


あなたが亡くなっても、時を超えて魅力ある家であれば、次の世代の誰かに住んでもらえることになります。今の自分さえよければいい家づくりで終わらず、家は少なからず社会的な存在ですから、社会の誰でもが住みやすい家にしてみようという、長期的ビジョンで臨んでほしい──。

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