価値観>ガスそれとも電気【茨城・注文住宅】

query_builder 2021/09/04
価値観
ガスそれとも電気

私どもが、今まで手がけてきた住宅は100%オール電化住宅です。その原動力となっているのが、まずはIHクッキングヒーターの人気です。


キッチンの打ち合わせで、ガスですかIHですかとお聞きして「ガスにしてください」といわれることがなかったのです。「IHで!」となるのです。そうなればわざわざガスの配管工事をして給湯器をつけるより、その4倍~5倍ほどは給湯コストが安いとされているエコキュートを入れたほうが合理的になるし、暖房もわざわざガスを利用する理由は見つからない。結局オール電化でまとめられる。言い換えれば、IHになるからオール電化へと、自動的に判断しているようなものです。


入居後、IHの利用の感想をお聞きすると、想像していたよりも総じて満足なさっている。最初の頃は「こんなのじゃ使い物にならないわよ!」と本気で心配していた。しかし、掃除が簡単で便利ということで細かな点は目をつぶるという感じで、それはそれでよいのです。IHは次第に主婦の必須アイテムがごとき支持を集め、奥様がIHっておっしゃったらこれ以上何も言わないというスタンスでここ数年が経ったのです。


しかし、はたして本当にこれでいいのか?建築屋として他の選択肢をあわせてご提示し、お客様に考えてもらってから導入してもいいのではないかと、近ごろ考えるようになった。今も昔も、個人的にはガス調理派でして、本当に多様においしい調理が可能なのはガスだと思っている。理由は、当たり前で、人類が数万年、調理は火で行ってきたのだから──。


IHは火を使わない、熱で調理する調理器具であってその差が大きい。火と熱は一見同じようだが、火は燃えるときに水蒸気を発生させ対流も生じる。だから魚焼きグリルで顕著に差が出てくるわけで、ガスでは外はパリッと中がジューシーな焼きあがりであるのに、IHではスーパーの惣菜コーナーの焼き魚のようなパサパサである。それは焼く時に水蒸気のあるなしによるものだ。


また、ガスの場合は、鉄なべや土鍋など、どんな調理なべでも使えるので、料理のバリエーションが増えるということ。肉を網の上であぶって焦げ目をつけたり、中華なべであおったり、フライパンであってもフランベしたりとか、本気で調理をしようとするほど、ガスでないと無理ということになる。わたしがご紹介した調理を支えているのは、ガスだからこそのおはなし。


家をつくり暮らす上で、調理をどうするのか?これはキッチンのレイアウト以上に大きなテーマじゃないのかと思うのです。そうした「おいしい生活」を家庭で楽しむことを、よくよく考えずに捨ててよいのだろうか?住宅において家族でおいしいものを食べるという住まう上での価値。これ以上の物がほかにあるのだろうか?そんなことを考えるように──。

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