目に見えない部分の価値。

query_builder 2024/07/23
価値観
見えない部分

目に見えない部分にこそ価値がある。


家づくりは、夢や希望を形にする一大イベントです。特に木造建築は、その温かみや自然素材の魅力から多くの人々に選ばれています。しかし、デザインや間取り、設備などの目に見える部分にこだわるだけでは十分ではありません。木造建築の品質や性能を左右する目に見えない部分も同様に重要です。これらの見えない部分が、家の安全性、快適性、そして長寿命を支える基盤となります。




目次

1|目に見えない部分の重要性
2|目に見えない部分を高める方法
3|目に見えない部分を軽視した場合のリスク

4|バランスの取れた家づくりのために




1|目に見えない部分の重要性

木造建築では、耐震性や耐久性、省エネ性などの目に見えない部分が非常に重要です。これらは家の安全性や快適性に直結しますが、完成後に確認することが難しいため、家づくりの前にしっかりと考えておく必要があります。

・耐震性:日本は地震が多い国です。そのため、木造建築でも耐震性が非常に重要です。最新の耐震技術や設計基準を取り入れることで、家族の安全を守ることができます。例えば、耐震壁や制震ダンパーを使用することで、地震の揺れを効果的に吸収・分散させることができます。これにより、建物の倒壊リスクを大幅に減少させることができます。

・耐久性:木造建築の耐久性を高めるためには、適切な防腐処理や防蟻処理が必要です。高品質な木材や施工技術を選ぶことで、家の寿命を延ばすことができます。特に、湿気対策や通気性の確保が重要で、これにより木材の劣化を防ぎます。例えば、基礎部分に防湿シートを敷くことで、地面からの湿気を遮断し、木材の腐食を防ぐことができます。

・省エネ性:木造建築でも、省エネ性を高めることが可能です。断熱性能や気密性能を高めることで、エネルギー効率の良い家を実現できます。例えば、セルロースファイバーやウレタンフォームなどの断熱材を使用することで、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を保つことができます。また、窓やドアの気密性を高めることで、冷暖房効率を向上させ、光熱費を削減することができます。

2|目に見えない部分を高める方法

木造建築の目に見えない部分を高めるためには、構造材や補強材、断熱材や気密材などを使用することが重要です。これらは仕上げ材で隠れてしまうため、目で見ることができませんが、その効果は地震や季節の変化によって実感できます。

・構造材と補強材:耐震性や耐久性を高めるためには、質の高い構造材や補強材を使用することが重要です。例えば、集成材やCLT(クロス・ラミネイティッド・ティンバー)を使用することで、建物の強度を向上させることができます。これにより、木造建築の柔軟性と強度を両立させることができます。また、金物工法を取り入れることで、接合部の強度を高め、地震時の揺れに対する耐性を向上させることができます。

・断熱材と気密材:省エネ性を高めるためには、断熱材や気密材を適切に使用することが必要です。これにより、冬は暖かく、夏は涼しい快適な住環境を実現できます。最新の断熱材や気密材を使用することで、エネルギー効率をさらに高めることができます。特に、窓やドアの気密性を高めることが重要です。例えば、複層ガラスや樹脂サッシを使用することで、断熱性能を向上させることができます。

3|目に見えない部分を軽視した場合のリスク

目に見えない部分を軽視すると、後で大きなトラブルになる可能性があります。例えば、耐震性が不十分だと地震で倒壊したり大きく損傷したりする恐れがあります。耐久性が不十分だと建物の老朽化が早まり、修繕費用がかさむ可能性があります。省エネ性が不十分だと光熱費が高くなり、室内環境が悪化する可能性があります。

4|バランスの取れた家づくりのために

木造建築においても、「目に見える部分」と「目に見えない部分」のバランスを考えることが大切です。予算が足りないときは、目に見える部分を削るよりも目に見えない部分を削るほうが簡単かもしれません。しかし、それは長期的に見ると得策ではありません。目に見えない部分は家の魅力を引き出す要素です。夢や希望にふさわしい家を手に入れるためには、目に見えない部分にも十分な配慮をすることが必要です。




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よくある質問

  • 杉板外壁とはどのようなものでしょうか?

    杉板外壁は、日本の伝統建築に深く根ざした素材であり、美しさと機能性の再評価が進んでいます。特に地元産の杉板は、地域の気候に適しており、例えば近所の神社では長年にわたり手を加えずに美しさと耐久性を保っています。杉板外壁はその自然な木目の美しさが際立ち、外観に温かみを与えます。さらに、杉は再生可能な資源であり、環境に優しい素材です。外構に石材や植栽を組み合わせることで、自然と調和した風景をつくり出します。このように、杉板外壁は歴史的な実績、美しさ、機能性の点で現代建築において非常に魅力的な選択肢です。安心してお選びください。

  • 床下エアコンとはどのようなものでしょうか?

    床下エアコンは、建物の床下に設置され、家全体の温度を均一に保つエアコンシステムです。市販の壁掛けエアコンを利用し、一つの空間として温度を管理するため、部屋ごとの温度差をなくし、移動時の不快感を軽減します。特に冬場には、温度変化による健康リスクやヒートショックの危険性を減少させ、安全で安心な室内環境を実現します。市販の壁掛けエアコンを使用することで設置費用を抑えられ、エネルギー効率の高いものを選ぶと運用コストも低くなります。また、設置や交換が簡単でメンテナンスもしやすいという利点があります。こうした床下エアコンは、快適な室内環境を保つための経済的かつ効果的な方法であり、住まい全体の温度を一括して管理し、快適さと健康を両立させる重要なシステムです。

  • パッシブ設計とはどのようなものですか?

    パッシブ設計とは、自然の力を最大限に活用して快適な暮らしを実現するデザインです。例えば、夏には深い庇や適切な植栽が直射日光を遮り、涼しい日陰を作ります。冬には低い太陽の光が部屋の奥まで届き、温かい陽光が室内を包みます。季節ごとの太陽の高さを考慮して軒の出や植栽を計画することで、一年中快適な住環境が整います。さらに、家全体に風の通り道を設計し、窓を開けることで季節ごとの風触りや匂いを楽しめます。風がもたらす自然の音や香りが心を癒し、日々の生活に潤いを与えます。春には新緑の香り、夏には木陰の涼しさ、秋には紅葉、冬には陽だまりと、四季折々の自然を楽しむことができます。

会社概要

運営会社 有限会社 蜻蛉住宅設計事務所

受  賞  歴

第8回日本エコハウス大賞「奨励賞」

事業内容

提案型木造住宅の設計・施工

基本概念

建築思想|ウェルビーイング住宅

設計手法|五感に響くパッシブ設計

標準性能|UA値0.34、C値0.5、許容応力度計算+耐震等級3

主断熱材|セルロースファイバー[デコス

全館空調|床下エアコン(階間、小屋裏)

換気方式|24時間全熱交換型換気システム[sumika

厳選素材|八溝杉、山武杉、ドイツ漆喰、大谷石、鉄平石

助成制度|GX志向型住宅(160万円)

営業地域

茨城県南東部、千葉県北東部

設  立

平成17年4月1日(2005年)

資  本  金

500万円

ご連絡先

[e-mail]info@tombowhouse.jp [tel]050-3580-9854(IP)

免  許

設計事務所 茨城県知事登録 第B4806号(0204)

建設業 茨城県知事許可(般-02)第33240号

登  録

地盤保証 ジャパンホームシールド A14582
瑕疵保証 日本住宅保証検査機構 A8100726

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